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アジサイの花の色と土壌のPH
2017/06/25
農家.com農園
自宅の近くの公園でアジサイが花を咲かせていました。
アジサイの花は咲きだしたころは白ですが、やがて美しいアジサイ色になっていきます。
でも、アジサイ色って何色でしょうか?
 
アジサイの花の色はピンクから青までバリエーションがあります。
この違いは品種による違いの場合もありますが、同じ品種でも色に違いが出ます。
写真の花は、薄紫からピンク系で、青系とは言えません。


アジサイの花はアントシアニンという色素によって発色します。
 
そして、土中のアルミニウムがアントシアニンと結合すると青系の色になりやすく、アルミニウムを吸収しないと赤系の色に色づきやすいそうです。
 
そして、アルミニウムが紫陽花の根に吸収されるかどうかは、土壌のPH値が関係してきます。アルミニウムは酸性の環境で溶け出し、吸収されやすくなります。


土壌のPH値は野菜の生育にも影響します。
 
弱酸性(PH5.5~6.0)を好む野菜は、サツマイモ、ショウガ、ニンニク、ジャガイモ、ラッキョウ等です。一方、微酸性~中性(PH6.5~7.0)を好む野菜は、エンドウ、ホウレンソウ、サトウキビ菜等です。他の多くの野菜は、その中間にあります。
 
昔はアジサイで土壌の酸度診断をしていたそうです。

昔の農家は、畑に一株のアジサイを植え、花の色を見て石灰の施用量を決め、その技術は親から子へと伝えられていた。昭和二十年代までは、それが行われていた。
農業近代化の名のもとに基盤整備が行われ、畑の区画を大きくすることで抜かれて捨てられたり、機械化に邪魔になるとのことで消えていった。

(農文協編「土をみる 生育をみる」より)